パターン・(リ)メーキング

今年に入ってから毎週大河ドラマを観ている。
『麒麟がくる』
昨年の放映開始から明智十兵衛が鉄砲を買うだの何だのっていうまでの数話を見ていたのだけど、それ以降ご無沙汰だった。最後の最期で戻ってきた感じ。
昨日は初っ端から首級の塩漬けオンエア。信長のパワハラ!容赦ないサイコパスっぷり!!
細い糸でつながってた信長への忠誠心が最後の茶会で切れて、怒りが溢れ出る十兵衛の表情が忘れられない。来週の最終話はホント見逃せない。
この話で十兵衛は人格者、信長は狂人・暴君として描かれてる。十兵衛に嫉妬心?を抱く信長と信長の情け容赦ない所業に怒り心頭な十兵衛の対立、そして本能寺の変へ・のようだけど、これって史実に基づく壮大な二次創作なんだなぁと、ふと思った。歴史の流れとしては残されているけれど、そこにどんな感情があったのかは誰も知らない。脚本家の解釈でよりドラマチックに描かれてる。それに役者の演技、時代背景を汲んで作り込まれた演出が合わさって、今私も緊張感を持ってみせられてるんだなって、そんなことを思ってた。
首級の塩漬けが忘れられず後からググった。エグい解説や画像を見ながら最終的にハリポタの干し首に辿り着いたので少しだけ心が平和になった(?)

 

今日は12月に入手していたオビツのタキシードのパターンを形にしてみることに。
フィッティングモデルはミドリヤ君。ちょっとだけシガラキさんにも着ていただいた。

緑「僕、もっと気軽に着れる服が良いな」

センターベンツが開いてる。私の作ったパンツの後ろが出っ張ってるせいもあって裾回りが足りてない印象。
カマーバンド見せるデザインだから敢えて前が重ならないようだけど、もう少し合わせたいな。着丈と袖丈は良さそう。てかベンツ逆じゃ…

他人のきちんとした指南本はとても勉強になる。見ただけで納得できる、根拠に基づいたラインだなって感じ。研究されてる人は違うな、私は人間サイズの作り方にとらわれてるところがあるもの。今回取り寄せてみて柔軟に行けばいいんだよって言われてる気がしたよ。
ちょっと気が引けるけど私の好みに少し直させてもらおう。ここでしかお披露目しないからいいかな。

〈修正メモ〉
・裾回りを広げる。合わせて後ろの身幅も広げる。
・上記に伴う袖付け線の修正。カナメを今より1㎜縫い代側へ。
・衿外回りを3~4㎜たたむ。衿幅も少し狭くする。

出来た直後は形になった嬉しさの方が勝って冷静に見れなかったりするので時間をあけて見直したり、鏡映しにしたり、写真を撮ったりして確認する。これは人間サイズでも一緒だ。明日になったらまた違うこと考えてるかも。

 

寒くてたまらない。